こんちゃ!おもち君だよ。梅雨の冴えない天気の休日と言ったら読書だよね!僕は読書や音楽を聴くのが大好きなんだ。読む本はほとんどが暗い話なんだよね。そこでこれからの読書候補を見つけるためにXのフォロワーさんにおすすめの鬱小説を紹介してもらうことにしたんだ。
リツイートやいいねをお願いした効果もありどんどんコメントがついて、140を超える作品を紹介してもらえた。(協力してくださった方に感謝)
[募集]今まで読んできた本で、暗い、病みそう、救いがない、重い、本を教えていただきたいです。多くの人に教えていただきたいのでコメントといいね、可能でしたらリツイートもよろしくお願いいたします! pic.twitter.com/x96iNTyKrg
— おもちくん (@numanoomoti) March 10, 2021
この140作品が今後僕が読んでいく本となるんだけど、その前にわかりやすいように一覧を作ることにした。
返信コメントの中にも、「このツイートの返信欄が参考になる」という声もあって、鬱小説に興味がある方とも共有したいと思う。
暗く、重い、救いのない鬱小説一覧リスト
□吉田知子 「無明長夜」
□中原昌也 「あらゆる場所に花束が」
□沼田まほかる「アミダサマ」
□皆川博子 「死の泉」
□佐藤青南 「ある少女にまつわる殺人の告白」
□真梨幸子 「殺人鬼フジコの衝動」
□辻村深月 「盲目的な恋と友情」
□山田宗樹 「嫌われ松子の一生」
□土屋隆夫 「不安な産声」
□葉真中顕 「ブラック・ドッグ」
□相場英雄 「震える牛」
□恩田陸 「Q&A」
□新井素子 「ハッピー・バースディ」
□綾辻行人 「十角館の殺人」
□綾辻行人 「時計館の殺人」
□綾辻行人 「人形館の殺人」
□綾辻行人 「最後の記憶」
□貫井徳郎 「愚行録」
□貫井徳郎 「慟哭」
□貫井徳郎 「我が心の底の光」
□友成純一 「狂鬼降臨」
□友成純一 「ストーカーズ」
□新堂冬樹 「吐きたいほど愛してる。」
□新堂冬樹 「殺し合う家族」
□三浦しをん 「光」
□中村文則 「悪意の手記」
□中村文則 「遮光」
□中村文則 「教団X」
□車谷長吉 「鹽壺の匙」
□大沢在昌 「氷の森」
□山川方夫 「夏の葬列」
□葉山嘉樹 「セメント樽の中の手紙」
□佐野徹夜 「さよなら世界の終わり」
□天童荒太 「永遠の仔」
□姫野カオルコ「彼女は頭が悪いから」
□北村薫 「盤上の敵」
□ますいさくら「傷つかずになんて生きられない」
□辻村深月 「水底フェスタ」
□乙一 「失われる物語」
□乙一 「GOTH」
□古市憲寿 「奈落」
□カズオイシグロ「わたしを離さないで」
□平山夢明 「他人事」
□豊田正義 「消された一家」
□橋本紡 「リバーズ・エンド」
□早見和真 「イノセントデイズ」
□友成純一 「獣儀式 狂鬼降臨」
□道尾秀介 「向日葵の咲かない夏」
□飴村行 「厠の怪」 〜糜爛性の楽園〜
□梁 石日 「闇の子供たち」
□沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち」
□遠藤周作 「海と毒薬」
□芥川龍之介 「地獄変」
□芥川龍之介 「或阿呆の一生」
□芥川龍之介 「歯車」
□芥川龍之介 「河童」
□島崎藤村 「新生」
□江戸川乱歩 「盲獣」
□松本清張 「憎悪の依頼」〜絵はがきの少女〜
□松本清張 「砂の器」
□太宰治 「駆け込み訴え」
□太宰治 「斜陽」
□太宰治 「人間失格」
□夢野久作 「ドグラマグラ」
□三島由紀夫 「憂国」
□三島由紀夫 「金閣寺」
□つげ義春 「ゲンセンカン主人」
□京極夏彦 「姑獲鳥の夏」
□京極夏彦 「死ねばいいのに」
□夏目漱石 「こころ」
□大石圭 「湘南人肉医」
□遠藤徹 「姉飼」
□貴志祐介 「黒い家」
□黒史郎 「ミスミソウ」
□宮部みゆき 「火車」
□村上龍 「愛と幻想のファシズム」
□重松清 「疾走」
□羽田圭介 「黒冷水」
□吉村達也 「初恋」
□一路晃司 「お初の繭」
□東野圭吾 「殺人の門」
□東野圭吾 「さまよう刃」
□東野圭吾 「片想い」
□山田悠介 「スイッチを押すとき」
□山崎豊子 「沈まぬ太陽」
□誉田哲也 「ケモノの城」
□遠野遥 「破局」
□島本理生 「生まれる森」
□島本理生 「ナラタージュ」
□米澤穂信 「ボトルネック」
□石田衣良 「北斗 ある殺人者の回心」
□木崎みつ子 「コンジュジ」
□桐野夏生 「残虐記」
□筒井康隆 「霊長類 南へ」
□金沢信明 「王様ゲーム」
□渡辺哲夫 「死と狂気」
□宮本輝 「避暑地の猫」
□中山七里 「ネメシスの使者」
□馳星周 「漂流街」
□櫛木理宇 「殺人依存症」
□山寺 香 「誰も僕を見ていない」
□石井 光太 「鬼畜の家」
□野坂昭如 「骨餓身峠死人葛」
海外の小説
□ジャック・ケッチャム 「隣の家の少女」
□ジャック・ケッチャム 「オンリーチャイルド」
□ピエール・ルメートル 「悲しみのイレーヌ」
□ピエール・ルメートル 「死のドレスを花婿に」
□マルキ・ド・サド 「ソドム百二十日」
□マルキ・ド・サド 「悪徳の栄え」
□スタインベック 「20日鼠と人間」
□アルベール・カミュ 「異邦人」
□ジュール・ルナール 「にんじん」
□フランツ・カフカ 「城」
□フランツ・カフカ 「審判」
□フランツ・カフカ 「変身」
□ハリイ・ハリスン 「人間がいっぱい」
□スティーブン・キング 「死のロングウォーク」
□ブライアン・エヴンソン「遁走状態」
□ブライアン・エヴンソン「ウインド・アイ」
□アガサ・クリスティ 「春にして君を離れ」
□トマス・ハーディ 「日陰者ジュード」
□アゴタ・クリストフ 「悪童日記」 □サラ・ウォーターズ 「半身」 □ヴィクトル・ユーゴー 「ノートルダム・ド・パリ」 □マンディアルグ 「城の中のイギリス人」 □G.アポリネール 「一万一千の鞭」 □P.レアージュ 「O嬢の物語」 □テネシー・ウィリアムズ「ガラスの動物園」 □イマヌエル・カント 「純粋理性批判」 □デイブ・ペルザー 「it(それ)と呼ばれた子」 □セリーヌ 「夜の果てへの旅」 □セリーヌ 「なしくずしの死」 □ジョージ・オーウェル 「一九八四年」 □ロバート・カレン 「子供たちは森に消えた」 □エミール・ゾラ 「居酒屋」 □ソポクレース 「オイディプス王」 □コーマック・マッカーシー「越境」 □トレーシー バレット 「緋色の皇女アンナ」
おもち君が気になる小説(国内)
複数の人からおすすめされた本は優先的に読みたいと思っているよ。
とくに一番多かった「殺人鬼フジコの衝動」は最優先だね。
11歳のときに起こった一家惨殺事件のただ1人の生き残りフジコが殺人鬼となり死刑となる一生を描いた物語らしい。
次に重松清の「疾走」。
重松清と言えば「流星ワゴン」「とんび」「せんせい」と家族愛だったり少年の成長を描いた本が印象深く、鬱小説というカテゴリーで出てくるのは意外だった。
「疾走」を検索すると「疾走 救いがない」と候補が出るぐらいなので非常に楽しみだ。
他には「青の炎」がかなり読みやすく別の作品も読んでみたかった貴志祐介の「黒い家」、有名すぎるが読んだことがなかった宮部みゆきの「火車」、も優先的に読もうと思っている。
おもちが気になる小説(海外)
まずはピエール・ルメートル「悲しみのイレーヌ」。
カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ三部作の第一作目で二作目の「その女アレックス」は名前だけは知っている作品だ。
小説に模倣した連続作人の犯人を追うサスペンス、ということなんだけどレビューを見ているとなんだか小説の構造がトリッキーだとかなんとか・・・。
もし「悲しみのイレーヌ」が面白かったら他の二作も読んでみようと思う。
次に気になるのがエミール・ゾラ「居酒屋」。
実はこの本、僕のリアル友達に紹介された本でもあるんだけど、もう紹介されてから5年ぐらい経ってるのにまだ読んでない本・・・。
読んでないうちに想像だけで語るのもあれだけど、頭と心の容量がないと読めない雰囲気だから先延ばしにしちゃってるんだよね。とっくに本は手元にあるんだけど。
追記:何冊か読んでみた
この紹介記事を書いてから約4ヵ月が経ったんだけど何冊か読んだんだ!
やっぱ普段から読書している人からのおすすめだけあってどれも全部面白かったし、鬱だなー!ってものばかりだった。いやほんとすごい。
感想とか考察記事も書いたからよかったら見てみてね!
一番おすすめなのは今のところ、貫井徳郎さんの「慟哭」。
これは本当に心に刺さった。
人間本来の姿が描かれていて、ほんと精神的なグロさがあるしどうしようもない気持ちになった。ミステリー要素も強くて展開がすごく気になってどんどん読んでしまったんだ。
読んだことない人には強くおすすめしたい。
考察記事も書いたから本を読み終わった人はよかったら覗いてみてね!
あとすごく読みやすかったのは、米澤穂信さんの「ボトルネック」と羽田圭介さんの「黒冷水」。
この2作は良い意味でライトノベル感覚で読めるぐらいすごく読みやすかったし、もれなく鬱だよ。
ボトルネックの記事はネタバレありだから注意してね!
読んだ中では唯一恋愛ものだった辻村深月さんの「盲目的な恋と友情」も読みやすいし、女性同士のどろどろした友情とか忘れられない恋なんかが描かれているよ。
フォロワーのみんなありがとう!
企画に参加してくれたXのフォロワーさん、ありがとうございました!!
これだけのリストがあれば当面困らずにすむね!!
みんなも鬱小説を探している時は是非この記事を参考にしてみてね!
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