
もちもちおもちのおもち君だよ。みなさんあけおめ!今年もよろしくお願いします!

おねがいしまあああああああああああああっす!!

今年も元気なおもちちゃんと牛田智大さんのピアノリサイタルに行ってきたよ!今日はその感想を書きます!

おぴぴの記事!!
牛田智大ピアノリサイタルツアー2025 金沢公演の感想
※僕はピアニストでもないしただの素人だから感想に絶対の自信があるわけじゃないです。多少批判的な意見も書きますが思ったままを書きますのでご理解いただけると幸いです。
2025年1月13日、僕たちが向かったのは石川県金沢市にある、北國新聞赤羽ホールっていうコンサートホール。
朝早く新幹線に乗って、昼前に金沢に到着。お昼ご飯を食べて駅周辺でお買いものをしてからタクシーで赤羽ホールへ向かったよ。
金沢駅からだったらバスで香林坊に向かえばホールはすぐ傍にあるよ。
僕たちは土地勘もないし、早めに到着したかったからタクシーで向かったけど、5分ぐらいで着くぐらいの距離なんだ。
開場時間の20分ぐらい前に着くとちらほら待ってる人の姿が。
10分前ぐらいから、「こちらに2列でお並びくださいー」とスタッフから案内があり、僕たちはなんと先頭に並ぶことができたんだ(席決まってるから順番関係ないけどなんかいい気分)。
そして時間になりホールの中へ。

赤羽ホールは初めて入ったんだ。
収容人数は固定席で504席、バルコニー席54席と車椅子スペース4台分とそんなに広くはないホール。
バルコニーは人がいなかったからだいたい450席でほぼほぼ満員だったよ(当日券もまだあって何人あは当日券で入場してた)
今回のチケットは座席を自分で選べなくてランダム抽選だったんだよね。僕たちは前から8列目の左から3番目と4番目だったからずっと右斜め前を見てて首が痛くなっちゃった。

おもち君、途中寝てなかった??

首が痛いから目を閉じて聴いてたんだよ・・・。
今回のプログラムはこちら
ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 OP.22
ショパン:バラード 第1番 ト長調 Op.23
バラード 第2番 へ長調 Op.38
バラード 第3番 変イ長調 Op.47
バラード 第4番 ヘ短調 Op.52
シューベルト:ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D960 1~4楽章
最初はアンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 OP.22。
あれ??
なんか音の響きがおかしい・・・
ホールの音響のせい?それとも牛田さんのコンディションのせい?
そこまではわからなかったけど、どうも音がステージで留まってる印象を受けたんだ。
そして響かせようとしていたのか、とくに高音が一生懸命叩いているように感じたんだよね。
脱力して出す高音の響きとは違う感じ。
そして音の抜けが少し。
なんだこれは、というより、牛田さん大丈夫かなぁ。どっか調子でも悪いのかなと心配になった。
牛田さんのこと過大評価してるわけでも過少評価してるわけでもないんだけど、このレベルの人がこの演奏なはずがないという謎の確信があったんだよね。
そういえば、ショパコンが終わったあとのコメントで、音響を掴めなかった、とか、響くホールだと思って低音をわざとずらすテクニックを使ったけど使いすぎたっていうのが書いてあったんだけどなんかそれに近いものを感じた。
たしかに低音のタイミングがずれてる箇所もあって、それがわざとずらしている感じがしたんだよね。
もしかして赤羽ホールって、客がいない状態だとものすごく響くホールなのかもしれない。
曲が終わり一度舞台袖に行ってから、再登場。
次はバラードの1~4番。
ここでもまた、あれ??となった。
今度のあれ?はさっきと響きが全然違う・・・。
さっきの演奏が嘘のようにホールを包み込むような柔らかく深みのある音が・・・。
最初の1曲で音響を把握したのかな・・・
とにかく音が全然違うんだ。
ホール全体が牛田さんの音色で満たされていく。
バラードは1~4番まで連続した演奏。
バラードは作曲された時期も背景もそれぞれ異なる曲なんだけど、1つずつ分かれている感じじゃなくて4つで1つのような印象を持った。
休憩を挟んで後半はシューベルト:ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D960 1~4楽章。
僕はシューベルトのピアノソナタは弾いたこともないし、聴いたこともほとんどなかったんだけど、第1楽章からものすごい聴きごたえがあった。
低音のトリルが特徴的な1楽章。
穏やかな長調のメロディーの合間に現れる不穏な低音のトリルが美しくも不気味で、そして荘厳さを増していく感じ、シューベルトが亡くなる直前にかいた曲というだけあって、どこか死を意識しているような雰囲気があった。
2楽章は1楽章よりも落ち着いているけどやはり死の匂いがする。
調が行きかってるけど、全体の雰囲気は壊さず見事に統一された2楽章。
そして3楽章からは雰囲気変わって軽やかさに満ちていた。
これがシューベルトの理想の死後の世界なのかな、なんて考えたりもした。
そのまま4楽章に入っていくんだけど、やっぱラストは凄まじいね!
聴いてるこちらも前のめりになりそうな圧巻の演奏だった。
拍手喝采!もちろんアンコール待ちだよね。

アンコール1曲目はショパン ノクターン第17番 Op.62-1
過去のリサイタルでも弾いているだけあって落ち着いたとても聴き心地の良いノクターン。
アンコール2曲目はショパン エチュード第1番 Op.10-1
これはもう言わずと知れたショパンのエチュードの中でも大人気曲だよね。
最初の低音聴いてすぐに、あっ!!ってなっちゃった。
1音1音がはっきりしていてかつ流れるように弾くのは相当難しいと思うんだけど、牛田さんが弾くとなんかもうピアノと奏者と指と音と全てが一体化しているように感じた。
アンコール最後の曲はショパン 24のプレリュードより第24番 Op.28-24
(この曲スクリャービンのエチュードに似てるよね)
もうさっきのエチュードで盛り上がって、もう終わりかな?と思ったあとのプレリュード24番の盛り上がりよ。
さっきまであんな荘厳たるシューベルトを弾いていたのに一気に雰囲気変わったよね。
っていうか牛田さん自身もアンコールは楽しいんで弾いていたような感じを受けたよ。
これにて今回のリサイタルは終了となった。
会場時に配られるパンフレット(曲紹介)の紙は会場で全然違うみたいだよ。
赤羽ホールではツルツルの紙一枚に曲名と少しだけのコメントが書いてあったんだけど、1月4日に千葉県の茂原市東部台文化会館で行われたリサイタルでは、2つ折りの厚紙に曲名と曲の説明が結構書いてあって、どうやらこのパンフレットは会場ごとに違うみたいだ。(いいなー千葉のやつ!)
そして今回のリサイタルとっても良かったんだけど1つだけ残念なことがあって・・・
ピアノのペダルが上手く調整されていなかった・・・。
ピアノ弾いたことがある人ならわかるかもしれないけど、ペダルを離す時に弦のギュイーンみたいな音が鳴ることない?
あれが結構酷くて、これは奏者じゃなくてピアノのメンテナンスの問題らしいんだ。
素人の僕が聴いてもわかるんだから牛田さん本人は相当気になったはず。
和音の残るはずの音が1音だけ先に抜けたりもしてた。
これだけが本当に残念だった、
赤羽ホールの関係者の方、どうかピアノのメンテナンス(とくにペダルの)をしてください。
これ直らないと有名なピアニストさん来てくれなくなっちゃいますよ!!
あとは、今回のリサイタル赤羽ホールでは観客のマナーがとってもよかった。
まったくの無音ってわけにはいかないけど、舞台の照明が変わってこれから演奏が始まりますよってなったらすぐに静かになったし、演奏中の喋り声や物音も少なかった。
さっき書いた茂原市のリサイタルでは携帯が鳴ったらしいからね・・・。

プロの生演奏はいつも感動するんだ。
動画やCDじゃ絶対に味わえない感動がそこにはある!!
今年もまた誰かのリサイタルに行けたらいいな!
それじゃ、またねー!!
コメント