雑記

亀井聖矢リサイタルツアー2024に行ってきた感想

亀井聖矢リサイタルツアー2024に行ってきた感想
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おもちくん
おもちくん

もちもちおもちのおもち君だよ。

先月の26日、おもちちゃんと亀井聖矢さんのリサイタルツアー2024に行ってきたんだ。

おもちちゃん
おもちちゃん

亀井さん、好き!

おもちくん
おもちくん

僕もおもちちゃんも今年一良い日になった!って思うほど素晴らしいリサイタルだったから今日はその感想を書きまーす!

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亀井聖矢リサイタルツアー2024の感想

2024年7月26日、僕たちが向かったのは新潟県新潟市にあるりゅーとぴあっていうコンサートホール。

僕たちリサイタルの前に新しくなった新潟駅とか白山神社にも行きたくてめっちゃ早く着いたんだよね。白山神社の駐車場をもっと奥に進んでいったらAとかBって書いてある駐車場があってDがりゅーとぴあの駐車場だった。

早めに行ったから日陰でホールから近いところに停められたんだけど、車で時間ぎりぎりに行ったらぐるぐる回って大変なことになるから駅からバスとか使ったほうがいいかもね。帰りは臨時バスが出てたし。

用事終えて、18時半過ぎに入ったよ。

パンフレット、曲のこととか色々書いてあって立派なやつだった!

りゅーとぴあのコンサートホールめっちゃデカい!

奥にパイプオルガンがあってちょーかっこいい。

んで360度座席がある。今回は後ろ側(パイプオルガンのほう)は使われてなかったね。

僕たちは前から6列目の真ん中あたりに座った。

19時に開演。

今回のプログラムは

【プログラムA】
バッハ:イタリア協奏曲 BWV 971
ショパン:マズルカ op.17
ショパン:ポロネーズ 第5番 嬰ヘ短調 op.44
ショパン:ポロネーズ 第6番 変イ長調 op.53「英雄」
ショパン:バラード 第3番 変イ長調 op.47
ショパン:バラード 第4番 ヘ短調 op.52
プロコフィエフ:ピアノソナタ 第7番 変ロ長調 op.83「戦争ソナタ」

【プログラムB】バッハ:イタリア協奏曲 BWV 971
ショパン:ノクターン op.27
ショパン:ポロネーズ 第5番 嬰ヘ短調 op.44
ショパン:ポロネーズ 第6番 変イ長調 op.53「英雄」
ショパン:バラード 第1番 ト短調 op.23
ショパン:バラード 第2番 ヘ長調 op.38
プロコフィエフ:ピアノソナタ 第7番 変ロ長調 op.83「戦争ソナタ」

2パターンあって新潟公演はBだったよ。

最初はバッハのイタリア協奏曲 BWV 971

僕バッハはあんまり詳しくなくて、予習もしていかなかったんだよね。でも1楽章は聴いたことあった!

亀井さんめっちゃ音がはっきりくっきりしてる!

粒が綺麗。僕のピアノが1年前の米だとしたら亀井さんのは精米したばっかりの新米だよ。

前に小林愛実さんの演奏聴いた時も同じこと思ったんだけど、同じピアノなのになんであんな綺麗な音が出るんだろうってほんとに驚く。

3楽章の時にね、なんかちょっと揺れる気がするし、一瞬ピアノじゃない音が聴こえるなぁって思ってたんだけど、それペダル踏む音と亀井さんの息を吸う音だったんだよ!

奏者から近い席に初めて座ったんだけど、この音の正体がわかってから一気にテンション上がったよね。それが嫌いな人もいるかもしれないけど僕はこれすごく好きだった。

亀井さんとにかくパフォーマーだなって。弾いてる時の身体とか手の動かし方とか、天を仰ぎながら弾いたり、すっごく低い姿勢で弾いたり、指揮者みたいな手の動かし方したり、曲を歌ってんなーっていうのが見てても楽しめる。

イタリア協奏曲は長調、短調、長調で構成されてて、割と明るいイメージで始まって終わるんだけど、次のノクターン op.27の1楽章はまーーーーじでやばかった。

右手の最初の1音からもう心が震えた。

僕の好きな短調のノクターン。

とにかく旋律が美しい・・・。

生のピアノってどうしてこんな心に響くんだろう。本当に泣きそうになった。

出だしもだけど、途中から激しくなるところとかさらに心締め付けてくるし、もう死にそう。

亀井さんのピアノは主旋律がかなり際立ってると思う。

主旋律がちゃんと聞こえなきゃいけないってのはピアノやってる人だったら誰でも知ってることだけど左手の右手のバランスってプロでも個人差あるよね。

亀井さんはかなり主旋律強め。だからこそこのノクターンの一発目の右手の1音が際立つ。

かーらーのーポロネーズ 第5番 嬰ヘ短調 op.44

このリサイタルで1番衝撃を受けたし感動した曲。

左手の低音がかっこいい曲なんだけど、亀井さんの低音まじで綺麗だし、スコーンと入ってくるんだよね。

雑味のないシャープさがあって、曇りがない。

とにかく心地良い低音だった。迫力もあるしずっとこの低音聴いていたいって思った。

ポロネーズ5番あんまり知らなかったんだけどめっちゃ好きになった。

でもこれCDとかで聴いてもここまで好きにならないんだよな、きっと。

生だからこその音と響きに惚れた、そんな曲だった。

で、皆さんおまちかねの英ポロことポロネーズ 第6番 変イ長調 op.53「英雄」

さっきの5番がすごかったから6番も勿論すごいよね。聴く前からわかる。

とにかく力強い。んでもってここの左手部分↓(亀井さん10歳の時の映像)

最初からガンガン鳴っててさ、ここ一応強弱記号的にはpp(ピアニッシモ)なんだよね。

途中からf(フォルテ)なんだけどどうすんだこれって思ってたんだけどちゃんとf(フォルテ)きたよね。

どんな弾き方したらこんなに響くんだろう。fのところはペダルが加わるから自然と大きくはなるんだけどさ。

てか10歳の時にこのスピードで英ポロ弾くとかやばすぎる・・・。

拍手喝采で一旦休憩。

そういえば会場前にお手洗い行ったんだけど、ホール出てすぐのところにあるし何部屋あんの!?ってぐらいバカデカいお手洗いだった。

で、扉の上にランプがあって、赤は使用中、青は空いてるってわかるようになってんの。

なにこれすごい未来的。でもこれくらい大きくないと収容人数約2000人だから休憩中にトイレ終わらないもんね。

お手洗いにまで感動させられたわ。

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休憩終わって後半はバラード1番と2番が続く。

今日のプログラムでバラードは僕が知ってる曲だったし楽しみにしてたんだけど、前半のノクターンとポロネーズ5番に心を持っていかれすぎて、普通に心地よく聴いてた。

で、最後の曲は知らない曲だったんだよね、プロコフィエフのピアノソナタ 第7番 変ロ長調 op.83「戦争ソナタ」

クラシック好きだけど知らない曲がたくさんあってさ、この曲も知らなかったの。

あーこれで終わりなのかーって思いながら演奏スタート。

えーと、んー、これは、何?

え?ピアノだよね?ピアノ1台で弾いてるんだよね?(頭がパニック)

控え目に言ってぶっ飛んでる。

人間ってすごすぎるものを目の当たりにすると語彙力どっか行くよね。

すごいとかやばいとかしか言えなくなるよね。まさにそれ。

ソナタ形式だから、例にならって1楽章は重い感じで始まって(それでももうこの曲のやばさの片鱗が見え隠れしてる)、2楽章は割と静かで物悲しい感じね。

で問題の3楽章なんだけど、ピアノ聴いてるっていう次元を超えてる。

心に刺さるとか感動するとか染みるとか、どんな言葉を並べてもこの演奏を表せない。

これが芸術か・・・。

聴いてるこっちまで力が入ってくる。弾いてるほうは何十倍もエネルギーを使うだろうけど、聴いてるほうも息が上がりそうなぐらいだった。

もう終わった瞬間拍手が鳴りやみません。

僕もおもちちゃんも大拍手からのスタンディングオベーション。

ブラボーって叫ぶ人も。

誰かすごいとか以外に的確な表現してくれ頼む。

言葉に表せないこの感情の余韻が1週間経った今でも残ってるよ。

当然拍手は鳴りやみません。

アンコールのお時間です。

でも亀井さんものすごい疲れてて、はあはあしてるのね。

これ以上弾かせるのかわいそうになってきたけど拍手は鳴りやみませんね。

今回のアンコールはこちら

ショパンのマズルカop17-2とリストのラ・カンパネラ

僕ね、カンパネラはすっごい好き嫌いあってですね、遅すぎるの嫌、速すぎるのも嫌、この部分は速く弾いてほしいとか、結構わがままカンパネラ好きなんですよ。

で、亀井さんのカンパネラはと言うと、良かったー!

あんなダイナミックな演奏を聴かせてもらったあとのなんと繊細なカンパネラ。

んでもってめっちゃ叙情的、なのにテンポは全然ダレてない。

そして畳みかけるようなラストスパート。

やっぱカンパネラはこうでなくっちゃ。

これ見たらわかるんだけど、カンパネラって右手すごく跳躍するんだけど亀井さんが弾くとまるでオクターブぐらいの感覚で弾いてるんだよね。

リサイタルでも思ったんだけど、この方、手がめちゃくちゃ大きい。

調べたらドからソまで届くって・・・羨ましい。

リサイタルが終わったあとはサイン会があってだな。

会場した時にCD売ってたんだけど、先着でサイン会の引換券もらえたんです。

おもちちゃん速攻買いました。

おもちちゃん
おもちちゃん

あたいミーハーだもん!!

と何のためらいもなくね。

僕は何でもそうなんだけど、サインにはあまり興味がなくてね・・・

僕たち遅めにホールを出たからサイン会の列のほぼ一番後ろあたりにおもちちゃんは並んだんだ。

僕は亀井さんがサインしてる姿を横からずっと眺めてたよ。

15分ぐらいかなーおもちちゃんの番が来たけど、めっちゃおどおどしてて、とくに何もしゃべりかけるわけでもなく「あ、ありがとうございますっ」ってささっと出てきました。

ちなみにサイン会はサインのみだよ。引換券にも書かれてたけど握手とか撮影はNG。

しようとしてもスタッフ―が止めるからね、ちゃんとルールは守ろうね。

で、僕たちサインはCDの盤面にしてもらえるんだと思ってたんだけど、希望すればCDジャケットとかにもしてもらえるみたい。CDを写真立てに立てて飾りたい人はジャケットの表面にしてもらったらいいかもね。

って感じで無事に終わりました。

いやー、本当にいい経験をさせてもらった。

この感動はしばらく冷めないだろうな。

このあと亀井さんは全国を回るんだけど、岐阜と岡山と沖縄以外はチケット完売みたい。

東京は追加公演もすでに完売してた。

もしその3県のうちどこか行こうか迷ってる人がいたら絶対に行ったほうがいいよ。

チケット以上の価値があるから。

ショパン多めのプログラムだったからやっぱショパコン出るのかなー??

もし出るならおもちちゃんと一緒に全力で応援します!!

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