君たち、MUCCを知ってるかい??
1997年の結成の4人組ロックバンド。
結成当初は白い肌に目の周りの黒くする化粧で、曲調からもビジュアル系バンドとして分類されていたが、現在はロックバンドとして日本だけでなく世界で活躍している。
海外アーティストの来日公演時にはオープニングアクトを務めたりと海外アーティストとの繋がりも深い。
MUCCの魅力は何と言っても文学的な歌詞と昭和の歌謡曲のようなメロディー。
懐かしいメロディーにロックやメタルの要素が加わった曲が多い。
初期の曲は人間の負の感情や社会風刺をテーマにした痛々しく重々しい曲が多い。
次第にバラードなども増えていき、最近ではエレクトロニカを取り入れたりダンスミュージックのような曲も出している。
しかしどんなテイストの曲を出してもMCUUらしさは消えることがなく、ビジュアル系によくある
メジャーデビューしたらマイナー調の曲を一切作らなくなってポップな曲ばかりになった!ということもない。
とにかく暗い曲好き!
邦ロック好き!
昭和の歌謡曲好き!
って人は絶対MUCCは聴くべき。
MUCCってさービジュアル系でしょー??
V系ってちょっと苦手なんだよねーー
とか言ってるやつら!!!
そんな偏見でMUCCを見ないで!!
いいからとりあえず聴いて!!そうだなー歌謡曲的なの好きなら「ホリゾント」とか「ガーベラ」聴いて!!
ロック好きとかかっこいいの好きって人は「TONIGHT」とか「睡蓮」聴いて!!
んで、重くて絶望的な曲が好きな人は今から紹介するからそれ聴いて!!
あたいビジュアル系とかロックとかそんなに聴かないけどムックは好き!!
おもちちゃん最高!!愛してる!!
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MUCCの暗くて絶望的な曲を紹介
今回はMUCCの曲の中でもとくに暗くて重い曲を紹介する。
聴いて暗い気持ちになったとか情緒不安定になったとかそういうクレームは一切受け付けませんので自己責任でお願いします(重要)
空虚な部屋
2006年4月に発売されたムックの6thアルバム「6」に収録されている曲。
美しい旋律のAメロからデスボイスを挟みサビへと移る。
Aメロの高音のハモリが不安感を助長させている。
ボーカル達瑯の歌声の魅力が詰まった一曲で、デスボイスもただ音を歪ませているだけではなく、感情が入っていて心にダイレクトに訴えかける叫びの声だ。
タイトルの通り空虚な部屋で孤独を叫び嘆いている歌詞。
イントロの歪んだギターの音とか、メロの部分は綺麗なのに間奏になると急に楽器がガンガン鳴り出すところとかほんといいよな。
誰も居ない家
2004年9月に発売されたムックの4thアルバム「朽木の灯」(くちきのとう)に収録されている曲。
イントロから不穏な空気が漂ってるねー。
裏拍に鳴るギターの音がめっちゃ好き。
とくにサビへの移行部分に裏拍で鳴るギターに一瞬ドキっとさせられる。
ずちゃー!ずちゃー!のちゃーのとこね。
誰も居ない家へと帰る少年の憂鬱な感情を歌っている。
ムックの曲は人が本来享受すべき愛をもらえずに孤独に嘆く歌詞が多いんだけどその少年版といった感じかな。
誰も居ない部屋の不気味さと少年の孤独が合わさってゾクゾクさせられる。
さっきの「空虚な部屋」と似てる部分もあるけど、「誰も居ない部屋」のほうが曲としての完成度高いなーと思う。シャウトとかもあまりないし、メロディーも比較的キャッチ―。
あとギターとベースの動きが秀逸だなあと。
朽木の塔
「誰も居ない家」と同じアルバム「朽木の灯」の一番最後に収録されている曲。
2006年の武道館公演で、ライブでこの曲をやるのは最後だと封印されたこともあってファンの中では伝説的な曲になっている。
このアルバムは「朽木の塔」にすべてが詰まっています。ゲロ吐きそうになりながらやってたんで。
ムック大特集、インタヴュー後半 | BARKS 2004年9月3日更新(最終閲覧日2018年8月27日)よりhttps://www.barks.jp/news/?id=1000002451
と達瑯が語っている通り、収録時間11分の大作は達瑯でしか歌い上げることのできない素晴らしい作品になっている。
難しいメロディーは一切なく、とにかく表現力の高さに脱帽せざるを得ない。
シャウトの中にも表現の幅があり、まるで映画を観ているような没入感を味わうことができる。
MUCCの曲の中で1、2を争う僕のおすすめ曲.。今回紹介する曲の中でも最も危険な曲。
ほんとやべえ・・・。
なんか色々説明しようと思っても、とにかく全部聴いてとしか言えない。
もうこれはね、スケールがでかいんだよ。でかすぎ。
んでね、ドラムがいい仕事してるのよ。イントロ、間奏、二番のドラムがね、同じリズムをずっと刻んでるんだけどまたそれが不安感とか焦燥感を煽ってんなーって。
とにかく危険な曲だからほんと自己責任ね!
我、在ルベキ場所
2003年5月に発売された、ムックのメジャーデビューシングル。
2003年9月発売のアルバム「是空」(ぜくう)に新しいアウトロが追加されたアルバムバージョン、2007年6月に発売されたベストアルバム「BEST OF MUCC」にリマスタリングされ収録されている。
自分の居場所、存在価値や救いを求める歌詞でこれぞムックと言える代表曲でもある。
サビの突き刺さるようなベースと壮大なボーカルラインが印象的。
この頃のムック好きだなー。みんな化粧バチバチでさ。いかにもビジュアル系って感じの。
昔の曲はほんと病曲多いし、今のMUCCしか知らない人からしたら誰この人たち状態かもしれん。
絶望
2002年9月に発売されたアルバム「葬ラ謳(ほむらうた)」に収録されている曲。
2007年6月に発売されたベストアルバム「WORST OF MUCC」にも収録されている。
とにかく絶望だということをひたすら歌っている。
聴いている人を絶望させるというよりは、絶望して発狂した人の歌。
絶望的な曲の紹介なのに何で「絶望」が入ってないんだと夢烏(ムッカー)さんに言われてしまわないようにきちんと紹介した僕を誰か褒めてくれ。
シャウトまじりのメロディー歌い方上手い選手権があったら間違いなく達瑯はトップ3に入ってるよ。これ普通の人歌ったら絶望感少な目のラップみたいになっちゃうからね。カラオケで「絶望」歌おうとしてる人ほんと甘く見ないでよね??
まとめ
ムックの曲は初期~6枚目のアルバムまでが暗く重い曲が多い。
その中でも特におすすめなのは4枚目のアルバム「朽木の灯」。
ただ暗いだけじゃなく、わかりやすいメロディーと完成されたと言ってもいい達瑯の歌声が堪能できる。是非聴いてみるがよろし。
「我、在ルベキ場所」が収録された「Best of Mucc」と「絶望」が収録された「WORST OF MUCC」はベストアルバムでムックの曲を聴いたことがない人にはおすすめのアルバムだ。
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